手術について

当院では福田眼科病院(早良区藤崎)にて木曜日の午後に手術を行っております。術後は当院に通院していただきます。日帰り手術はもちろん、入院での手術も可能です。日帰り手術に不安のある方や、術後通院が困難な方は入院での手術をお勧めしております。

可能な手術

  • 白内障手術
  • 硝子体手術(網膜前膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、硝子体出血など)
  • 翼状片手術
  • 眼内レンズ挿入手術 (眼内レンズ強膜内固定手術、眼内レンズ縫着手術)
  • 緑内障手術 (iStent手術:白内障同時手術の場合のみ)

これまで主に久留米大学病院、日赤和歌山医療センター、壱岐市民病院、大牟田市立病院、筑後市立病院、戸畑共立病院、社会保険田川病院、福田眼科病院などで多くの眼科手術に携わってきました。手術について何かございましたらいつでもお気軽にご相談ください。

上原眼科医院 上原 浩嗣

■白内障手術

 白内障は目の中の水晶体が濁ることで、かすみや眩しさなどが出現し徐々に視力が低下していく疾患です。白内障手術は濁った水晶体を吸引除去し、透明の人工レンズに入れ替えます。通常は点眼麻酔のみで7分~8分程度で終了します。ただし、かなり白内障が進行している症例や、水晶体の支え(チン小帯)が極端に弱い症例の場合では通常より長く時間を要することがあります。当院は福田眼科病院で手術を行いますので、あらゆる状況でも対処可能なため、クリニックでは難しいような難易度の高い症例も手術が可能です。

硝子体手術

 網膜前膜や黄斑円孔といった網膜の中心にある黄斑部に異常をきたすことで視力低下を起こす疾患や、目の中にある硝子体というゼリー状の液体が出血で濁ることで視力低下をきたす硝子体出血などが手術の適応になります。糖尿病網膜症は黄斑疾患も硝子体出血も起こしうる疾患になります。手術は硝子体を取り除き、各疾患に対し必要な処置を行います。麻酔は主に結膜下に注射をするテノン嚢下麻酔という方法で行います。手術時間は30分から1時間で、症例によって異なります。増殖糖尿病網膜症など重症の場合はさらに時間を要する場合あります。症例にもよりますが、数日の入院をお勧めする場合もあります。

翼状片手術

 翼状片は紫外線などが原因で白目(結膜)の細胞が異常増殖し、角膜(黒目)に伸びてくる病気です。進行すると視力低下の原因となるため手術が必要になります。伸びてきた膜を単純に切除するだけでは再発する恐れがあるため、当院では必ず他の部分の健常結膜を翼状片の切除部位に移植する結膜弁移植を行っております。手術時間は20~30分程度です。

福田眼科病院